過去記事にも掲載しましたが、売電の仕組みについて説明します。
お金は電力会社から受け取りますが、電気は、(直接)電力会社に供給しているわけではありません。
電気は、隣近所の家に供給しています。
電流は、電圧(電位)の高い方から低い方へ流れます。電力会社からの電圧よりソーラー発電の電圧が高いと売電になります。
したがって、ソーラー発電を設置する場合、(同一の低圧電気回路において)、柱上変圧器の2次側電圧を低めに設定する必要があります。
ソーラー発電力は一定しませんので、負荷(消費電力)を考慮して、
線間電圧が、100Vなら95~107V、200Vなら182~222Vの範囲になるように、電力会社が柱上変圧器の電圧を設定します。
ソーラー発電力が大きく、線間電圧が上限に達した時は、100%売電できない現象が生じます。
これは、パワーコンディショナー(通称:パワコン)が上限電圧にセーブするからです。
したがって、発電所の近くに家が無い(需要が無い)場合は、送電線でのロスが増え、
結果、売電効率が低下します。
定格50kW以上のソーラー発電設備の場合は、高圧給電(6600V)になります。
その場合、給電装置が高額になります。また、電気主任技術者が管理するようになりますので、
その資格を有する者を雇わなければなりません。
メガワット級のソーラー発電所では、高圧給電(売電)が必須になりますが、
200kW程度では、50kWの発電所を4基設置した方が良いでしょう。
電力会社の送電線へ連結する費用は、自己負担となります。
この費用は、20万円~70万円と聞いております。
条件により、柱上変圧器を設置する必要が生じた場合、高額になります。
パワーコンディショナーは、インバーターで、ソーラーパネルで発生した直流を、電力会社の電圧と同じ周波数・同じ位相の交流に変換しています。
また、パワーコンディショナーを複数使用する場合は、同期をとるための信号線を配線します。
コメント (1)
まーぴーさん、こんばんは!
蒸気機関車の件でコメント頂きましたが、先ほどレスさせて頂きました。読んで下さいね~!
太陽光発電やられたのですね。私の処も屋根の上に300kW程パネルを載せてやろうとしたのですが、納期的に間に合わないという事でしたので残念ながら断念しました(^^;;
4月からは買い取り価格も下がるから模様眺めですね、、、
投稿者: jet-heli | 2014年03月31日 01:07
日時: 2014年03月31日 01:07