まだまだ送られてくる「三菱東京UFJ銀行」を装った偽造メール!!
今度は、日本のメールサーバー(smtp504.mail.kks.yahoo.co.jp [114.111.99.165])から、
文字コードも国際標準のUTF-8です。
みなさん、ご注意ください!!
リンクをクリックすると、(表示されているアドレスではない)他のアドレスに飛びます。
Windows Live メール を例に説明します。
Aの位置にマウスカーソルを合わせると、Bの位置にリンク先のアドレスが表示されます。
通常、同じアドレス(文字列)でないといけません。
しかし、このメールでは、 http://www.jstsdp.cn/Images/ と表示されます。
三菱東京UFJ銀行(mufg.jp)とは異なるドメインです。
テキスト形式ではなく、HTML形式により、Aタグを使ってリンク先(悪意のあるページのアドレス)とは異なる文字列(三菱東京UFJ銀行の正規のアドレス)を表示させています。
今回のメールを含むジャンクメールの大半は、
・ 差出人アドレス(Return-Path)は架空のものです。
・ 送信元のメールサーバーも海外が多く、IPアドレスからホスト名(FQDN)が不明なものが多いです。
メールを受信するには、ドメイン名が必要ですが、送信のみでは不要です。
日本国内では、使用されている全てのIPアドレスにFQDNが付けられていますので、調べればわかります。
(調べ方)
メールを右クリック ⇒ プロパティ ⇒ 詳細
(例)
Return-Path: <ここには、返信用のメールアドレスが記載されています。>
表示されているメールアドレスと異なる場合もありますが、必ずしも悪戯とはかぎりません。
意図的に変えている場合(メルマガ等)や、個人においてもメーラーのアカウント設定時に間違うこともあります。
Received: from mailnews3a.sony.jp (mailnews3a.sony.jp [158.201.241.109])
送信元のメールサーバーのFQDNです。
IPアドレス(158.201.241.109)からFQDN(mailnews3a.sony.jp)が逆引きできれば正常です。
ただし、自宅サーバーの場合は、プロバイダー(ISP)の決めたホスト名(FQDN)が優先されます。
CyberSyndrome の NSlookup を使って、調べてみましょう。 ブラウザの別タグに移ります。
http://www.cybersyndrome.net/nslookup.html