数年前に製作し、現在も愛用しています。
バッテリーをESCに接続する際に、「パチッ」と火花が発生します。
コネクタも少し変形しますし、Li-Po12セルともなると、音で恐怖感さえ伴います。
抵抗値は大きいほど火花は小さくなりますが、抵抗値を大きくすると、抵抗のワット数も大きくしなければなりません。
P=I2・R [W]
多くのESCの場合、起動時にモーターからビープ音がします。その時に大きな電流が流れ、大きい抵抗値のものだと焼損します。
また、電圧降下の影響でジャイロやESCなどの初期化に失敗し、誤動作することもあります。
結果、我慢できる程度の火花で、小さめの抵抗値をお勧めします。
1.5Ω 1Wの金属皮膜抵抗を使っています。
1Ω 2Wの金属皮膜抵抗を使っています。
1.5Ω 3Wの金属皮膜抵抗を使っています。
はんだ付け部分は収縮チューブを被せています。
リード線が短い場合、はんだ付けの熱でチューブが収縮してしまいます。
その対策として、
事前に収縮チューブの中に爪楊枝などを差し込んでおきます。
そうすれば、収縮しても爪楊枝を抜けばスライドできます。
もし、抵抗が焼損した場合は大き目のワット数のものと交換すればよいでしょう。
抵抗の焼損を防止するために、ポリスイッチを抵抗と直列に入れる方法もあります。
写真は、0.5Aのポリスイッチで、直径7mm程度の大きさです。
通常のヒューズは熱により溶断します。ポリスイッチは熱により抵抗値が急増します。
ポリスイッチは、冷えると元に戻りますので、ヒューズのように交換する必要はありません。
逆に言うと、ポリスイッチを使った場合、冷えるまで待たないといけません。